個人的に登山旅の道中で聴きたくなる音楽10選 第2弾
昨年「登山の道中に聴きたくなる音楽」という、完全に自己満足の記事を投稿した。
雨で登山に行けない日に、唯の暇つぶしで書いたものではあるが、これが何故か多くの人に見られている。
ということで、長雨であまり外に出られない今日この頃、約1年ぶりに新たに10曲を第2弾として作成してみた。
- Maroon5:Sunday Morning (2002)
- Aimer:ONE (2017)
- Superfly:Wildflower (2010)
- n-buna:夜明けと蛍(2014)
- レミオロメン:スタンドバイミー(2006)
- RADWIMPS:セプテンバーさん (2006)
- 日食なつこ:水流のロック(2014)
- ASIAN KUNG-FU-GENERATION:迷子犬と雨のビート (2010)
- ヨルシカ:春泥棒(2021)
- Athos feat,tea:Higher,higher(2020)
Maroon5:Sunday Morning (2002)
2002年に発表されたMaroon5のデビューアルバム収録曲。
よくよく歌詞に注目すると、全く山要素も自然要素もない曲だが、英語が苦手な自分にとっては曲調と思い込みで解決できる。全く問題ない。
この曲を聴くのはいつもテント泊の翌朝。
静かなテント場でコーヒーを飲みながら景色を見る状況に完全に酔えたら、目の前のみすぼらしいフリーズドライとインスタントコーヒーも、不思議と優雅な朝食に見えてくる。
あまり忙しい行程の際には合わないと思っていて、テント泊で今日は帰るだけというゆとりをもった1泊の行程に限り、個人的にはかなりの相性を誇る。
Aimer:ONE (2017)
Aimerが2017年に発売したトリプルA面シングルのうちの一曲。
こういう学校を舞台にしたMVは爽やかなものが揃っていて、夏山で聴きたくなる曲調のものが多い。
夏山も青春も爽やかだ。
思い起こしてみると、この曲に限らず青春っぽい曲は大体夏山に合う気がしている。
Superfly:Wildflower (2010)
Superflyの10枚目のシングル曲。
草原などではなく、どちらかといえば、荒涼とした広大な場所で聞きたい曲。
例えば、火山系山特有の砂礫や岩の風景によく合うと思っている。
そこに力強く咲く花を見つけた暁には、歌詞が染み渡ること間違いなし。
n-buna:夜明けと蛍(2014)
2014年に、ボカロPのn-bunaがニコニコ動画で発表したオリジナル曲。
勿論曲名どおり夜明け時によく聴く曲だが、この曲はどちらかというと浸りたい曲。
富士山などの百名山のような賑やかなところではなく、孤独に浸れるような静かな山域で、薄明の空を見ながら聴くのが沁みる。
レミオロメン:スタンドバイミー(2006)
レミオロメン3枚目のアルバムのリード曲。
疾走感のある曲で、この曲も夏山にぴったりの曲調だと思っている。
最近の曲ではないが、いよいよ夏が始まると感じさせるこの曲は、何年経っても繰り返し山で聴いてしまう。
ちなみに山以外にも、登山口までの高速道路の運転中良くお世話になっている。
RADWIMPS:セプテンバーさん (2006)
RADWINPSが2006年に発売したアルバムに収録。
山の夏はいつも短い。
8月ともなれば高山植物の最盛期も終わり、辺りをトンボが飛び回る。
お盆を過ぎれば風が少し肌寒かったり、草木の色が若干始めたり、気分は早くも秋模様。
山の中にいると、下界より季節の変化に気づきやすい、秋の足音が聞こえてきたらこの曲。
Aimerが2016年にこの曲をカバーしていて、最近はそのカバーの方をよく聴いている。
日食なつこ:水流のロック(2014)
日食なつこ3枚目のミニアルバム収録曲。
渓流や沢沿い歩きのお供。山の綺麗な水流を見ながら歩くのにぴったりの曲。
この曲調のように軽やかなステップで渡渉できたらいいのだが、思ったほど我が身は軽やかではなく、大抵の場合は思ったほど飛べずに失敗して濡れる。
ASIAN KUNG-FU-GENERATION:迷子犬と雨のビート (2010)
ASIAN KUNG-FU-GENERATIONが2010年に発売したシングル曲。
雨を歌った曲は暗い曲調が多いけれど、しかしこの曲は明るくて、雨も悪くないなと思えるような曲。
よく停滞を強いられているときに聞いている。
雨宿りがあってこそ、その後の晴れ間に立ち会えるというもの。
ちなみにカップリングは「雨上がりの希望」という曲で、大逆転の快晴の際、自分の中では2曲で合わせ技一本になっている。
ヨルシカ:春泥棒(2021)
ヨルシカが2021年にリリースした配信限定曲。
今年の春山では、この曲を何度も聴いた。
コロナで幾度も遠出をしづらい状況ではあるが、地元の里山で春の花が咲き始める頃、まったりとこの曲を聴いたのも思い出深い。
雪の高山の気象条件は難しく、晴れている場合でも強風などで近場の山に変更することもある。
案外春は低めの山を歩く機会も多い。
来年の春も何度も聴きたい。
Athos feat,tea:Higher,higher(2020)
NHKのテレビ番組「グレートトラバース」でお馴染みの曲。
番組内で使われる曲は山に合うものなのは当然ではあるが、中でもこの曲は壮大で特に気分が高まる。
晴れた日の稜線歩きで永遠にリピート再生したくなる、そんな曲である。
どこまででも歩けそうな気分になるが、それは間違いなく錯覚なので注意すること。
第1弾